【岩槻人形博物館 発表】さいたま市岩槻人形博物館では、大正・昭和の日本画家で、人形玩具研究家・収集家でもあった西澤笛畝(にしざわ てきほ)の集めた約3,500点に上る人形等を所蔵しています。笛畝コレクションは、江戸時代に作られた雛人形や御所人形など、古典様式の人形を多く含み、日本有数の人形コレクションとして知られています。
一方で、笛畝は日本や世界各地のバラエティ豊かな人形も数多く収集しました。大正末期から昭和初期にかけて世界各国にわたった笛畝は各地で人形を集めました。また、国内の人形についても、全国各地の郷土玩具から、芝居人形や人形浄瑠璃の首(かしら)、遺跡から出土した人形など、さまざまな人形を集めました。
本展では、当館の笛畝コレクションのなかから、いまや希少となったそのユニークな人形の数々を、笛畝の収集の軌跡とともに紹介します。
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