【岩槻人形博物館 発表】昭和時代初期、人形の芸術的価値を高めようとする運動が広がると、人形研究団体の誕生や多様な作り手の参加を背景に、「創作人形」の制作が盛んになりました。こうした流れのなかで、昭和11年(1936)の改組第1回帝国美術院展覧会で人形作品が初入選を果たし、人形は芸術品としても認められるようになっていきます。
当館では、この人形芸術運動に邁進した作家を中心に、多様な作家が手がけた創作人形を収蔵しています。本展は、これらのコレクションのなかから、平田郷陽(ひらた ごうよう)、野口光彦(のぐち みつひこ)、岡本玉水(おかもと ぎょくすい)、鹿児島寿蔵(かごしま じゅぞう)、堀柳女(ほり りゅうじょ)の作品を取り上げます。さらに、さいたまゆかりの作家である綿貫萌春(わたぬき ほうしゅん)、鈴木賢一(すずき けんいち)の作品も展示します。
多様な作家による作品を通して、個々の作家が追求した表現――かたちが生み出す創作人形の魅力をご堪能ください。
