【編集局 市政担当】2月2日に、さいたま市地方記者クラブ向けの市長記者会見が開かれ、県民公論からは清水勇人市長へ、国際友好モニュメント「トルーカの鐘」についての質問をしました。
➀【説明板について】昭和54(1979)年10月2日に、メキシコ合衆国 トルーカ市と姉妹都市提携を締結したことを記念して、トルーカ市から贈られた「トルーカの鐘」は、さいたま市の国際化と国際理解を進めるうえでの全国に誇れるモニュメントであると存じます。 しかしながら、この貴重な「国際友好教材」でもある「トルーカの鐘」に設置してある「説明板」が老朽化し、判読不明になっています。これは、姉妹都市であるトルーカ市との国際信義に反するものであり、説明文著者の中川健吉元浦和市長にも無礼かと存じます。 今年度の「さいたま市観光大使」であるメキシコ人のナタリア・ダナエさんがご覧になったら悲しむことでしょう。 この「説明板」について、どのようにお考えでしょうか。
②【市役所移転後の「トルーカの鐘」について】 市役所移転に際して、「トルーカの鐘」は新市役所への移設か、現状維持か、設置終了(解体)か、どのように取り扱うお考えでしょうか。
【市長答弁】
まず1点目でございますが、ご覧の通り、トルーカ市から姉妹都市締結を記念して送られたトルーカの鐘の説明板の一部が腐食して判読が難しい状態になっていることについては承知しております。現在、観光国際課で、説明文が読めるように対応方法を検討しているところでございまして、今年度中に対応すると聞いております。基本的には、まず、ガラスの上からシートを貼るような形にして、見えるようにしたいと聞いております。
2点目についてです。トルーカの鐘を移設するのか、現在の場所に置いておくのかというご質問だとおもいますが、今、トルーカの鐘、さいたまサッカー発祥の地の記念碑だとか記念樹だとか、現庁舎においてある歴史的な遺産となっているものがたくさんあります。これは、今後、浦和駅周辺のまちづくりビジョンとの絡みもございますし、跡地の活用というようなことも含めて考えていくことが必要になってくると思います。もちろん、地域の皆さんの色んな思いもあろうかと思っておりますので、そんなところも踏まえて、新しい庁舎に持って行くか、こちらにおいておくのか、あるいは違った形で残すのか、いろいろな検討を進めていくことが必要になってくるかと思います。今はまだ決定事項や、どうしようかと言う思いは持っておりません。