県民公論がさいたま市に代わってラオス国との友好親善国際訪問
平成4年(1992年) に開始されたラオス人民民主共和国とさいたま市との水道事業技術協力は30年を迎えましたが、この意義ある国際協力事業の成果に対する記念行事等を本市では行いませんでした。
これでは国際儀礼に反し、市民にも周知できないとの危惧 から県民公論社では自主的に、この2月「ラオス・さいたま市友好 国際取材」を行い、ラオス当局者と会談、水道協力30周年を機に、両国・本市との友好関係をますます推進しようとの合意に達しました。
Q.ラオス国ビエンチャン特別市を本市の姉妹・友好都市に
本市は「海外の姉妹・友好都市」と同レベルで、ラオスに対する国際儀礼を尽くし、友好関係を構築すべきだと考えます。 これを機に ビエンチャン特別市を本市との「姉妹・友好都市」として制定する計画はございますか。市としての方針と計画を教えて下さい。
【清水市長】ビエンチャン特別市と本市は「パートナーシップ都市」締結
ラオスとの友好関係は、平成4年からJICA事業を通じ専門家の派遣と研修生の受け入れを行いラオスの水道事業発展に協力しております。
現在、ラオス国の首都ビエンチャンを含む主要3水道公社と技術協力の覚書を締結済みで、今年の11月にその更新を予定しております。
覚書の更新にあたり、ラオス国で式典を実施することにより更なる友好を構築していきたいと考えております。また、(水道事業の技術協力)30周年記念として、水道局広報誌・水道だより「水と生活」178号(令和4年12月1日)に「ラオス人民民主共和国への技術協力30年を振り返る」と題した特集を掲載、さいたま市のホームページでも同特集が閲覧できることで、ラオスとの協力関係を更に継続していくことを示しております。
そして、姉妹都市・友好都市の締結のご提案ですが、ビエンチャン特別市とは水道分野で技術的な支援を継続しており、この実績を踏まえて、平成23年にパートナーシップ都市の覚書を締結しております。したがいまして、姉妹・友好都市を締結する計画はございません。
姉妹・友好都市というあり方も考えられますが、本市はパートナーシップ都市を増やしております。特定の分野での交流が契機となり、その他の交流が展開することで姉妹・友好都市に発展する可能性も十分にあります。水道以外の様々な交流が深化すれば、その締結を検討することになると思います。
いずれにしましても、(特定の分野限定の)パートナーシップ都市と位置付けておりますので、このような交流を継続的に進めていくことを市民の皆様にもご理解頂きたいと思います。
そして、本市とラオス国の友好関係をより一層、強化していきたいと思います。
県民公論では今後もラオス国とさいたま市の国際交流を継続取材いたします。