5月19日 台僑(たいきょう)の集いで、行政院副院長と会見
民進党を支持する台湾人は華僑(大陸系)と区別するため台僑(たいきょう)と呼称しているとのこと。フィリピン在住の台僑ご一行「フィリピン経済・文化考査団」の晩餐会が、蔡英文(さいえいぶん)政権下の鄭文燦(ていぶんさん)行政院副院長(副首相)ご来臨のもと挙行された。鄭副院長は、中国の一帯一路構想を離脱したフィリピンとの貿易による経済発展も重視しており、台僑はそれに応える様子が伝わる集いでした。
頼清徳総統就任式の日。日本の超党派による訪問団(共産党を除く8会派)は31名、総統就任式では過去最大の規模であった。式典には参加してないが、これを拝するだけでも、国外からの頼清徳総統就任に寄せる期待が、並々ならないものであるということが感じられる。
5月20日 台北から台南へ移動、陳水扁元総統と懇談
この日の午後は、HSR(台湾新幹線)で台南市に移動し、陳水扁(ちんすいへん) 第5代台湾総統(在任:2000~2008年)を表敬訪問した。陳元総統は多忙な執筆活動に勤しんでおられるなか、我々を喜んで受け入れて下さり、2時間にわたる懇談の場を設けて頂いた。
5月21日 台北の街歩き
滞在最終日、中山区にある雙城街(そうじょうがい)に出発時間まで立ち寄った。雙城街夜市としても知られているが、昼間でも屋台を出している。味わったのは、オーギョーチー(檸檬愛玉)。緑豆、仙草、米苔目、タピオカをトッピングし、暑気を払う効果があるスイーツであるので、おすすめしたい一品です。
今回の台湾訪問により、日台は親せきのような関係にあることが理解でき、両国の友好親善がアジアと世界の安全と安定に資することを実感しました。今後も、日台関係について、県民公論独自の取材を展開してまいります。(県民公論国際局長 西森勢)